スープのように

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大好きな映画館のひとつ、フォルツァ総曲輪に行ってきました^^

 

 

 

鑑賞したのは、『天のしずく』。

 

御年88歳の料理研究家、辰巳芳子さんに光をあてたドキュメンタリーで

 

食と命について優しく語りかけてくるような作品でした。

 

 

スクリーンに釘付けになったのは、辰巳さんのお料理姿。

 

「いのちのスープ」として

 

医療の現場など多くの人に広がっている

 

辰巳さんが病床の父のために作り続けてきたスープは、

 

調理工程はシンプルだけど

 

野菜を切り、炒め、裏ごしする所作が溜め息がでるほど丁寧で、

 

辰巳さんの指や腕、背中から自然の恵みを尊ぶ思いが伝わってきました。

 

草木や空など、美しい日本の風景がスクリーンに映し出されるたび

 

「この自然のひとしずくを私達は食として体にとりいれているんだなぁ・・」

 

と実感させられます。

 

 

 

 

「食事を用意することは、いのちを祝福すること。」

 

という言葉がでてきます。

 

チャチャチャッと作っている日々のお料理。

 

もっと丁寧に、手間隙をかけずとも心をこめてみようと素直に思えました。

 

 

 

 

そしてもう一つ、印象深かった辰巳さんのお言葉。

 

「80歳をすぎて、分かったことがたくさんあるのよ。」

 

 

 

一体どう見えて聞こえて感じるのでしょう。

 

でも辰巳さんを拝見する限り、それはとても素敵なのだと思います。

 

 

私も元気な80歳をめざしてみたい^^

 

そのためにも心をこめた食事を日々口にしたいと思える

 

スープのようにあったかな作品でした。

 

 

 

「天のしずく」は3月15日までの上映です^^

 

フォルツァ総曲輪

http://www.tmo-toyama.com/forza-sogawa/