グラフィックデザイナー・永井一正さんの作品展に行ってきました。
これまで博覧会やオリンピックのシンボルマークなどを手がけ、
国内外で数々の賞も手にされている
日本を代表するグラフィックデザイナーの永井さん。
富山の方には
世界ポスタートリエンナーレなど
県立近代美術館のポスターでお馴染みではないでしょうか。
その永井さん、
じつは銅版画も制作されており
作品展がいま富山市で開かれています。
これがまた。
摩訶不思議な生き物たちが
摩訶不思議に組み合わされ・・・
なんとも可笑しく、愛らしいのです。
でも
そんなウフフも、近寄るとピタリ。
吸い込まれそうな緻密さに、ただただ見とれてしまいます。
あまりの細かさゆえパソコン上にはぼやっとうつりますが
すべて、線。
密な線とゆるりとした表情との対比から
何かを感じずにはいられません。
「動物を描くことが 生きる勇気を与えてくれる」
永井さんは、著書にそう記しています。
作品を観ながら
「私の体内も、細胞やエネルギーがこんな風に美しく緻密にぐるぐるしてるのかなぁ」と
自分をちょっと愛らしく思え
永井さんのその言葉に繋がりを感じました。
架空のようで身近に感じる愛しい動物もよう。
それぞれの心に、どうぐるぐると巡るのでしょう。。。
ぜひご体感ください^^
永井一正 〈LIFE〉 銅版画展
8月30日(木)まで
富山市千石町
076-491-6763
※ギャラリーがお休みのときもございますので、お訪ねの際は事前にお電話ください。