今日は朗読のお師匠の朗読会へ行ってきました。
朗読は、切り絵のようだと思いました。
神経を研ぎ澄ませ、豊かな感覚と細かな計算をもとに。
まっさらな一枚の紙から
立体的な世界を生み出していく。
聞き手も、受け身ではその世界をみいだすことはできず
やはり神経を研ぎ澄ませ
シルエットから表情、匂い、動きと想像を膨らませていく。
最近は一語一句字幕が出たり、効果音で装飾されたり、
丁寧すぎてこういう感覚を味わいにくいように思います。
朗読は
言葉ありきのようでいてそうでもなく
ことに「気持ち」が大きい。
お師匠の朗読から改めて感じました。
ヨガの先生にすすめていただいた本の中に
「会話は言葉でなく気で伝わるもの。だから気のない返事をすると相手には聞こえない。」と綴られていて
妙に納得。
そして・・やや心当たり、危機感(笑)
言葉をのせて運ぶ、気のについて深々と考えさせられるこの頃なのでした。