最近、たまに朗読教室に行っています。
先生の日本語に対する愛と
実にストレートなご指摘が私にはとても心地よく、
毎回豊かな時間をすごしています。
今回、生徒に80代のおじいちゃんが。
喉がどんどん衰えて声が出てこなくなったそうで健康目的でいらっしゃっていました。
朗読の経験はないから、と自信なさそうに読むおじいちゃん。
・・・とてもとても、お上手!
ただただ一生懸命読んでいらっしゃるのですが、
とっても味があり
何より、伝えたい、声に出したいという気持ちが伝わってくるのです。
声色とかテクニックとか、うわべのことよりも
とにかく素直に、伝えたいと紡ぐ言葉はなんて心に響くんだろう。
そして、その人の歩んできた人生や人柄は味となって滲みだすのだなぁ、と改めて感じました。
「老いているので・・」と恐縮されていましたが
老読、とても深みがあって素敵。
そんなわけで、80代のおじいちゃんもまた、私の先生なのでありました。
人生の先輩から学ぶことは、限りなくありますね^^