心地よい晴天のもと、散歩も兼ねて美術鑑賞へ。
気になっていた日本洋画展を観にひろしま美術館へ行きました。
じっくり落ち着いた時間をすごすこともないので
静かな空間で美術の世界に浸るのはとても贅沢気分を味わえました。
その帰り道、思わぬタイミングで神さまが爆睡。
ここはちょうど神さまを授かってすぐにふらりと入った喫茶店の近くではないか。
これも何かのタイミング、と一年ぶりにお店に入ってみました。
午後4時にオープンする喫茶店。
驚くほど種類の多い珈琲メニュー、
薄暗く狭い空間に所せましと並ぶ、バイオリンなどの楽器たち、
店内を包み込むクラシックのBGM、
そして囁くように語るマスター。
一度で惚れ込んでしまったお店です。
一年ぶりの再会に喜びつつ、おすすめの一杯を注文しました。
リベリカ。
麦茶と見間違うほど透明度が高い、けれど珈琲は深く深く体に染みわたる。
色と深みは比例しないのだと驚きました。
珈琲を淹れる様がとにかくかっこいいマスター。
お客が私一人だったこともあり、いろんなお話を語ってくださいました。
なかでも印象的だったのが、
一日の終わりに必ずバッハのシンフォニアを弾くのだとか。
気持ちがすっきりとしてリセットできるのだそうです。
確かにバッハを弾いているときは無に近い状態になれている気がします。
いろんな世界のいろんな人とお話をするのはとても楽しい時間。
なかでも喫茶店のマスターは、独自の濃厚な世界をもっていらっしゃる方が多く興味深いです。
深いぃ一杯で深いぃ時間を堪能した一日でした。