我が家の最寄り駅は
エレベーターもエスカレーターもなく、
バリアフリーとは無縁。
行きは改札を通るので駅員さんが一緒にベビーカーを持ち上げてくれますが、帰りはできない。
なので
神さまが歩けなかった頃、二人でお出かけするには少し離れた別路線を利用していました。
今ではベビーカーをたたんで一緒に階段を上り下りできるものの
片手はつなぎ、片手にはベビーカー、ママバッグ・・となかなか大変。
しかし前回お話ししたように
声をかけてくださる方が多く、お気持ちに甘えさせていただいています。
その気持ちをいつかお返ししたい・・と思っていたある日のこと。
ママさんがベビーカーとバッグを片手に女の子と階段を下りているのを発見。
ずいぶん重そうな立派なベビーカー・・7キロはあるはず。
しかも途中で女の子が歩くのを嫌がり、
お母さんがもう片手に女の子を抱えて階段を下りはじめた!!!!
急いでベビーカーをもたせていただきました^^
「私にも2歳の子供がいるからよくわかりますよ。」とお話しすると
ママさんから笑みがこぼれました。
そうそう、おなじ思いをしている人に出会うとすごく心強いんですよね(涙)
「お互いがんばりましょうね~」と別れたあと
あぁ、ようやく私も同じことができたと、ホッとしました。
ふと階段を振り返って見ると
今どきのおしゃれな髪型の若いサラリーマンさんが
おばあちゃんのカートをもって歩いているではありませんか^^
不便だけど
バリアフリーが施されていないこの駅では、こんな風景が日々繰り広げられています。
他人と隔たりなく助け合う、まさに「バリアフリー」な駅なのです^^
一人でもできるように、簡単にできるように。
そんな「現代の便利さ」に私も助けられている一人ですが
便利になることで、みえずらくなっているものがあるように思います。
苦労している姿をみて「大変そう」「手伝おう」と思ったり
手伝って「こんな大変なんだ」と知ったり
手伝ってもらうことで「ありがたいな」「みてくれてる人がいる」「めげずに頑張ろう」と思ったり。
便利、効率的、をうまく利用しながらも
大切なことはしっかり心にとどめておけたら、と思うのでありました。
最寄り駅にエレベーターはありませんが、こんな素敵な甘味処はあります☆