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朗読会「言葉の宝舟」が終わりました。

 

 

出演時間はわずかでしたがそこに至るまではなかなか大変でした。

 

 

 

やはり子育てをしながらは厳しい・・というのも、とにかく練習ができない。

 

日中に発声や朗読の練習をしようとするとなぜか神さまが怒りそれどころではなくなります。

 

かといって夜にすると小声のため、いまいち感覚が分からない。

 

いや、その前に、寝かしつけたまま自分も寝てしまうことが多々。

 

時間が足りない・・と沖縄旅行中はホテルのベランダでこっそり練習もしていましたが

 

やはり練習不足でした。

 

 

当日は当日で、神様どうか熱を出さないでね・・とドキドキしたり

 

なかなか保育所へ行く支度をしてくれないと焦ってきたり。

 

もう、なかなか朗読モードになれない。

 

かつてお仕事の時は「もう誰も近づかないで!」ぐらいに集中する性格だったのですが

 

子供がいると、そんなことは到底無理なわけで。

 

そもそも小さな子供を抱えてこんなことをしようということが無謀で、もうしばらくは無理かも。

 

なんて本番前にしんみり。

 

 

いや、そんな悲しみにひたっている場合ではない!と何とか神さまを保育所へ送り出し、

 

気持ちを切り替え会場へ向かいました。

 

 

しかし到着してホッとしたのもつかの間。

 

・・・化粧品をすべて忘れている(涙)

 

慌ててほかの出演者の方に化粧品をお借りして何とかステージに立ちました。

 

 

 

「出来」はお聴きいただいた方にしか分からないのですが

 

こんなに練習不足、さぞお粗末なものだったと思います笑

 

 

 

でも、今回出演させていただいて、本当によかった。

 

私の中で確信できたからです。

 

あぁ・・私ってステージに立つのが好きなんだなぁ、と。

 

 

 

すごく緊張する。でもその緊張感が楽しい。嬉しい。懐かしい。

 

 

一体これはどこから来るんだろう・・と時をさかのぼってみると

 

幼稚園のおゆうぎ。

 

「マジックショルダー」という

 

全身白タイツ姿に紙で作ったショルダーバッグを提げて踊るという謎のおゆうぎとつながりました(笑)

 

当時4歳の私は、人見知りで前に出るのもやっとだったけど、

 

なぜかステージにあがると、ワクワクして、度胸がでて、堂々とショルダーさんになりきれた。

 

あの時の高揚感と自信が今の私につながってるんだなぁ・・と改めて気づきました^^

 

ステージに立つとあの頃の小さな私が喜んでいるというか、少女の自分に戻るというか、

 

魂が喜ぶ、とはこんな感覚なのでしょうか。

 

 

そしてつくづく私にとって幼稚園はたくさんの喜びや自信を与えてくれた宝の時間だったなぁと

 

お世話になった先生方や選んでくれた両親に感謝しています。

 

だから次は私が、と神さまの幼稚園選びもつい真剣になってしまうのかもしれません^^

 

 

 

しかしこんな感覚を味わうと

 

今はこんなことできないよね、改め、やっぱり続けたい。

 

となると、今までの自分ではいけない。

 

今の役目、環境でできる心の持ち方や準備の仕方に変えていくしかない。

 

母になると自分中心にはできません。

 

いかにメリハリをつけられ、いかに切り替えられ、いかに冷静になれるかが大切なのかもしれませんね^^

 

 

とにもかくにも、素敵な宝に気付けた舟旅でありました。

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朗読の際、ステージをこんな可愛い背景にしてくださいました、ありがとうございました!