今年もあと少し・・というところで悲しい知らせがあり、
朗読のお師匠が亡くなりました。
広島に引っ越してすぐに巡り合ったお師匠。
初対面だというのにとことん厳しく指摘されて
「この先生に学びたい!」と思ったあの日が忘れられません。
音は呼吸が形になった、つまりその人の生命がつまったもの。
それだけに
姿を拝見できなくなっても
お師匠の海のように深く穏やかな波のような優しい声は今も心地よく心に響いています。
なので今もどこかにいらっしゃるような気分で。^^
「朗読は芸術なんだよ。だから競うものでも見せつけるものでもない。
いかに自然に語れるかが一番大事なんだ。」
と、いかに自分本来の声で、いかに物語の立体空間を聴き手に伝えられるかを何度も教わりました。
離れてしまうのは寂しいことです。
でも、その人に宿った思いを伝え続けていくことで、存在はいつまでもここにあるのかなと思います。
お師匠から教わったたくさんのことを大切に
これからも声や言葉を大切に日々を生きていきたいと思います^^
本当にありがとうございました。