今日はレディースデーということで、お一人さま映画鑑賞。
地元の方におすすめされた、街なかの「八丁座」に行ってみました!
館内は和テイストで、豪華な雰囲気。
「映画館で観るぞ~」という特別感と気合がおのずと上昇します。
驚いたのが、チケット売り場でのスタッフさんの一言。
「本日はお席が少なく、カウンターか、履物を脱ぐお座敷ですが、いかがなさいますか?」。
カウンター!?
お座敷!?
ここは居酒屋さんかい!?
とりあえず、カウンター席を選んで入ってみましたら
最後尾に、カフェのようなカウンター席が。
普通席もソファーのようなふかふか&ゆったり仕様。
「家で観る方がくつろげる論」、あっさりと覆されました。
鑑賞したのは、「夢売るふたり」。
監督の西川美和さんは広島出身、そして富山ロケもある作品です。
阿部サダヲと松たか子演じる夫婦が
営んでいた小料理屋を火事で失くし、再起を懸けて結婚詐欺を目論む。
妻が企て夫が騙す 、を繰り返すうち
二人の関係が徐々に・・・・という物語。
すごい映画でした!
私は、ちょっぴり日常を忘れに映画を観ることが多いのですが
これはリアルすぎる、
女性の心の揺れが。
男性の監督ではここまで描けないのではないでしょうか。
女性の強さ、弱さ、怖さがゾクゾク伝わりました。
松たか子さんの演技も
台詞がなくとも悲しみや憤りといった心の内が表情からほとばしり
本当に素晴らしかったです。
映画では、夫婦の在りようも考えさせられました。
時を重ねるにつれ
深まるものもあれば、いつの間にか忘れてしまっているものもあり・・・。
いろいろ、かえりみました(笑)
そんなわけで
私のパソコンに相方の食べたカレーが飛び散ってシミができてることに今気づきましたが
腹立たしさでなく、微笑ましさに感じてみよう・・・と思います(涙)
ずしっとくる重みのある映画ですが
大人の女性はぜひ。
男性は勇気があれば・・・ご覧ください^^
富山の風景は、とても大切なシーンで登場しますよ!
いい映画館で、いい映画。
今日は、なんとも贅沢な一日でした!