国の重要文化財に指定されている世界平和記念聖堂で
パイプオルガンの演奏会が開かれるとのことで、行ってきました。
言葉も出ない美しさ、重厚さ、ほっと落ち着く空間でした。
中は撮影禁止のため、HPの写真でご覧ください^^
穏やかな表情を浮かべる再臨のキリスト像。
十字架が描かれたお花型のステンドグラスが、日差しの移ろいによって表情を変えます。
こちらが聖堂のパイプオルガン。
息をのむほどの存在感。
1953年、広島と同じく第二次世界大戦で被害を受けたドイツのケルン市から贈られた
パイプオルガンです。
演奏会では、パイプオルガンの独奏やソプラノとの演奏が一時間にわたって披露されました。
パイプオルガンは祭壇の後ろの2階に設置されているため
後ろを見上げながら聴いたり、
はたまた正面の祭壇を眺めながら、抜けるように高い天井を見つめながら、と
みなさん教会の空間を楽しみながら鑑賞されていました。
高音で旋律が奏でられると、
まるで自分の頭の中にも弦があって
それが弾かれているような研ぎ澄まされた気持ちになり、
低音で和音が奏でられると、
紙にインクがじわじわと染み込んでいくように
オルガンの響きが自分のなかに浸透していく気持ちになり。
すーっと、体のなかの滞ったものが流れ出していくような感覚を味わいました。
神秘的って、こういう感じなのかもしれません。
我が子も
いつもは一か所がポコポコ反応するのですが
二か所が同時に、ボッコンボッコン!と激しく反応。
うきうき楽しんでくれていたのかしら^^
大きな聖堂とパイプオルガンの音色に包まれて
響きと体が一つになるような、不思議なひとときでした。
世界平和記念聖堂HP↓
http://hiroshima.catholic.jp/~pcaph/cathedral/ja/