広島に住んでよかった、と思うことの一つが
魅力的なパン屋さんがあちこちにあること。
またも出会ってしまいました。
一見すると、パン屋さんとは思えない。
だって看板には「赤飯・祝餅」、何より店名が「別れの茶屋」と書かれているのだ。
調べたところ
江戸時代、草津港に続く道と西国海道の分岐点にあたるここに茶屋があり
広島城下から西へ向かう旅人と茶屋で休みながら別れを惜しんだことからその名がついたのだとか。
今もキビ餅などが売られているところに茶屋の面影が残っています。
パンはどれもかわいらしい小ぶりでお手頃な値段のあんパンやクリームパンなど古風な顔ぶれ。
しかし、中には、こんなパンも!
このかわいさに思わず連れて帰ってしまいました。
塩パンですが
いわゆる流行の塩パンとは違い、生地の甘味をひきたたせる脇役に徹する塩気。
ハリネズミの表情同様、優しいお味です。
一緒に購入した、漂白されていない小麦を使った茶色い食パンも
やわらかくて、噛むほどに甘いうえに、お手頃価格で体にも財布にも優しい。
毎週足を運びたいほどお気に入りになりました。
出会ってしまった最高の一軒、別れの茶屋。
簡単には別れんちゃよ~^^