わずかな違いで伝わり方はがらりと変わる

私たちは

物心ついたころから

自然と話すことを身につけているので、

普段、特に意識することもなく

何気なく会話しているものではないでしょうか。

 

でも、ほんのちょっとの言葉遣いで

印象が変わるもの。

 

つい最近も「おっ!」と思うことがあったので

ご紹介しますね。

 

 

先日、駅前の駐輪場で

自転車を停めようとしていたのですが、

なかなかうまく車輪止めにタイヤがはまらず

私はあたふたしていました。

 

すると後ろから一人の女性が

お手伝いしましょうか、と

声をかけてくださり、

思わず「ありがとうございます!」と

なんだかとってもスムーズな流れで

お願いしている私がいました。

 

あとになって

いつもの自分なら

遠慮しそうなものを

なぜスムーズに甘えられたのかな・・と

思い返したところ、

女性の言葉がけのおかげだったんだ!と

気づきました。

 

女性は

「お手伝いしましょうか

ではなく

「お手伝いしましょうか

と声をかけて

さりげなく手を添えて下さったのです。

 

「しましょうか?」と尋ねられると

こちらもかしこまって

「いえいえ!

(これくらいのことを女性にお願いするなんて!)」

と恐縮してしましますが、

 

「しましょうか!」は

手伝いますよ、という意思をすでに頂いているので

「あ!(いいんですか?)お願いします!」と

するっとお言葉に甘えてしまう。

 

同じ言葉でも

音を上げるか下げるかで

意味合いは異なり、

こんなに嫌味のない

自然体な優しさになるのか・・と驚きました。

 

ちなみにその女性、

お手伝いの最中も

「私も、いつもなかなか入らなくて

大変なんですよね~。」と

”忙しい朝の時間帯に申し訳ない・・!!”

という気持ちにもさせない、お言葉。

 

それが無意識にさらりと出てくることに

女性の日頃の話し方やお人柄が

目に浮かびました。

 

言葉遣い。

ほんの少しの違いで

相手に届くものががらりとかわるんですね。

 

梅雨が明け

灼熱の太陽が降り注ぐなか

とってもさわやかな心地になりました。